ライト兄弟が初めて「飛行機」を開発、飛行に成功してから120年がたちます。空への憧れを持ち続けてきた人類が、いかにして空を飛ぶ自由を手に入れてきたのか。また、飛行機は何をもたらしてきたのか。精密な絵とわかりやすい文章で、120年を俯瞰します。
「……ヨチヨチ歩きの飛行機が今のように誰でも快適な空の旅を楽しめるようになるまでには、大きな戦争や事故や事件がありました。そんな経験のたびに、より安全な、より快適な飛行機が作られるようになったのです。この120年の歴史は人類にとっても大変な時代でした。特に飛行機を使うようになった戦争は核爆弾の登場で壊滅的な破壊力を発揮しました。その戦争が飛行機の進歩も促しました。最初の空を飛びたいという願いが、今こそ平和な空のために生かされることを切に祈っています。」(ヒサ クニヒコ 本書を書き終えてより引用)
A4横判/58ページ/カラー